入浴介助時の感染リスクを抑えるポイント
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2022/01/01
コラム
訪問入浴サービスを利用する上で、感染リスクを恐れている方もいらっしゃいますよね。
感染リスクを抑えることも、介護業界では必要な仕事の一つなのです。
そこで今回の記事では、各感染症への対応策について紹介します。
▼入浴介助時の感染リスクを抑えるポイント
■MRSA
MRSAとは「methicillin‐resistant Staphylococcus aureus(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)」のことです。
症状としては、保菌と感染症の二つが挙げられます。
保菌の場合は、治療が必要ないと言われております。
しかし、感染症にかかってしまうと発熱の症状を引き起こすため入院治療が必要です。
感染リスクを抑えるポイントとしては、入浴の順を最後に回すことが挙げられます。
また入浴後は、浴槽等の清掃・除菌を必ず行うことで他の方への感染を防ぐことができます。
■ウイルス性肝炎
ウイルス性肝炎の方の入浴介助の場合は、出血がなければ支障ありません。
出血がある場合は、医師の指示に従いましょう。
血液や体液を介して、人から人へ感染する恐れがあります。
もちろん入浴後は、きちんと清掃・除菌を行うことが大切です。
■結核
結核は、せきやくしゃみなどで飛沫が飛び感染する恐れのある病気です。
せきやくしゃみなどの排菌をしていなければ、通常通り入浴を行ないます。
但し、微熱・咳が続く場合は入浴の中止や医師の指示に従うことが重要です。
■水虫(白癬菌)
水虫の症状がある場合は、介助する方は使い捨て手袋を使用します。
入浴介助中は、びらんや亀裂部位をこすらないようにするなど注意が必要です。
▼まとめ
入浴時の感染リスクを抑えるには、各病気の特徴を把握し適切な対処を行うことが大切です。
血液や体液を介して感染する場合があるため、入浴後の清掃・除菌はきちんと行いましょう。
弊社では、介護のプロが徹底した感染対策を行っております。
個人の力では大変なこともお任せできるので、ぜひご相談下さい。