要介護認定の基準について
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2024/07/05
コラム
介護保険サービスを利用するにあたって、要支援・要介護の認定を受けなければなりません。
しかし、これらの仕組みを詳しく理解していない人も多いでしょう。
そこで今回は、要介護認定の基準について解説していきます。
▼要介護認定の基準
介護に費やす時間や手間を基準にして、要介護認定度が決められます。
介護にかかる手間を時間に換算したものを要介護認定等基準時間と言い、この長さによって要介護度が決められているのです。
▼要介護の区分
■要介護1
要介護認定等基準時間32~50分未満、またはそれに相当する状態の場合は要介護1です。
運動能力の衰えはそれほど目立ちませんが、判断力や思考力の低下によって問題行動を起こすことがあります。
■要介護2
要介護認定等基準時間50~70分未満、またはそれに相当する状態の場合は要介護2です。
複雑な動作は介助が必要になり、運動能力・思考力などがさらに低下します。
■要介護3
要介護認定等基準時間70~90分未満、またはそれに相当する状態の場合は要介護3です。
簡単な日常動作もおぼつかなくなり、介護をする側の負担が大きくなります。
■要介護4
要介護認定等基準時間90~110分未満、またはそれに相当する状態の場合は要介護4です。
1人で生活することが困難になるので、付きっきりで介護が必要になります。
■要介護5
要介護認定等基準時間100分以上、またはそれに相当する状態の場合は要介護5です。
人の手を借りなければ生活できず、理解力や思考力が著しく低下するので意思疎通が難しくなります。
▼まとめ
介護に費やす時間や手間を基準にして、要介護認定度が決められます。
要介護度には1~5の5段階があるので、覚えておきましょう。